美しい自然に囲まれた行縢山にあります。 |
スペシャルティコーヒーとクラフトビール、実は結構似ているこの二つ、近年ではその二つのコラボレーションも盛んに行われており、Mikkeller x Koppi, Kernel x Square Mile, Mountain Goat x Seven Seedsなど地域を代表するコーヒーロースターとクラフトブリュワリーの実験的共同制作によるビールがリリースされています。。。と前置きはこの程度にして、去る4月の頭に「宮崎ひでじビール」と「福岡ハニー珈琲」、そして2社の間を繋いだ福岡市内にありますGastro Pub Alesのコラボレーションビールの仕込みが行われたのでそのご報告。
酒場で上述のような話をしていて始まった今回のプロジェクト、仕込んだビールは「コーヒーラガー」、ひでじビールは国内でも指折りのラガービールに強い醸造所、そしてハニー珈琲からは店主井崎克英が最も惚れ込んでいるケニアを。
珈琲を使ったビールは日本でも多く販売されていますが、殆どはコモデティクラスの原料や、深煎りにし苦みの要素として使用されたもの。今回はそれらとは指向を替え、「珈琲を苦みの成分としては使わない」と言う意識を共有し、如何にケニアの持つ爽やかなアシディティやカシスや熟したベリー、柑橘等のフレーバーをビールに添加するかという流れで進められていきました。
左:培養された酵母 右:コーヒーを投入する前の麦汁 |
麦汁の煮沸釜 |
煮沸された麦汁に珈琲を投入する井崎克英氏 |
熱交換器を通過しタンクへと移動していくビール |
それから2ヶ月弱、予定より早く完成したビールを試飲しました。色々と不安はありましたが、ひとまず上手くいったと言える出来に全員が一安心。珈琲と麦芽、ホップのみですがこんなにフルーティになるとは皆が驚きでした。しばらくしたら、生樽、ボトル共に皆さんの前にお目見えするかもしれません、その際は是非手に取って頂けたらと思います。
福岡にお住まいの方、Gastro Pub Alesでイベント企画中との事ですのでお楽しみに。
ハニー珈琲
ひでじビール
Gastro Pub Ales
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