2009-02-18

シングルオリジン

今日は記事は某店で読んだオーストラリアのフリーペーパーCafé Cultureより。ざっと読んで目に留まったのはレッジバーバーさんの話とシングルオリジン(単一産地)の話。シングルオリジンの記事タイトルは「シングルオリジン導入方法」と言った感じでしょうか。オーストラリアのカフェでも徐々にシンングルオリジンにフォーカスする人が増えつつあるそうで、あなたの店に導入してはいかがだろうという提案と共に既に取り入れてる店の実例を紹介してあります。手元に冊子が無いので間違いが多いかもしれませんが、その内容はだいたい以下のような感じでした。


【1.コーヒーの理解を深めるための導入】スタッフにシングルオリジンの理解を深めさせる事はコーヒーそのものやブレンド等の理解を深める事に役立つ。ある店ではできる限りロースターと密な関係を持ち、ブレンドやサンプルローストにスタッフを立ち会わせる等している。

【2.シングルオリジンエスプレッソ】シングルオリジンエスプレッソはコーヒーそのものの魅力をより直接的に味わう事ができる上、常に顧客に対して新しい味わい・刺激をあたえることができる。シングルオリジンエスプレッソを導入する場合、普段使っているグラインダーと同等の物を購入すべきだろう。加えて、「普段のブレンドより、ボディが軽く酸味が強い」等の情報を顧客にしっかりと与えないと彼らを落胆させる事になる。


【3.シングルオリジンコーヒー】シングルオリジンコーヒー(ドリップ)は最も簡単なシングルオリジンの導入方法である。また、その最大の魅力は家庭での再現性であり、豆の販売拡大も期待される。メッカエスプレッソにおいては、クローバーマシン等でシングルオリジンコーヒーを顧客に提供している。今最も注目される導入方法ではないだろうか。(ちなみにメッカエスプレッソといえば、ポールバセットのドミニクが今働いていたような…)



こういったスペシャルティーコーヒーにおけるシングルオリジンに注目する動きはやはり北欧や北米が先進的であり、徐々に他が追随しているというのが現状に見えます。ドリップが盛んな日本においては、昔ながらのこだわりの喫茶店とかだと産地別に選べたりしますが、エスプレッソにおいてはまだまだですよね。


僕が羨ましいと思うのは、オーストラリアってこの手のフリーペーパーがかなり発行されてるんですよね、シアトルもだけど。日本ももっと生の情報がネット以外で手に入るようになってほしいなあぁ。

2 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

日本でこの手のフリーペーパー、
本当に見た事無いですね。

シングルオリジンエスプレッソ導入での
最大のネックはやっぱりグラインダーの
コストかなぁ…と思ったりします。

Masaさんはどう思いますか?

Masa Onishi さんのコメント...

>suzunoneさん
そうですね、グラインダーにかかるコストは初期投資だけなんでたかが知れてますが、やっぱり問題は豆のロスかなと。
エスプレッソ自体あまり杯数出ない場合が多いですからね…。