2011-01-18

Marsupialia

オーストラリアと言えば、有袋類!沢山います。
街の中の公園にもほら!こんなの!


長きに渡り他の土地と隔離されていた大陸島国ならではのユニークなものです。

そんな彼ら有袋類と同じく...オーストラリアのコーヒー文化も結構ユニーク!(無理矢理)
近年はSpecialtyの普及とともに世界のシーンの動きを取り入れながらさらに変化しています。(多分)

*僕自身の体験に基づく話なので、一概に正しいとは言えないかもしれません。その事を何となく頭において、続きをどうぞ...

まず大前提として、イタリア系移民のコミュニティから発祥したエスプレッソが根付いていて。コーヒーと言ったらエスプレッソベースなこの国。


それでは有名なとこからいきましょう、EspressoはShort Black、Americano(ダブルショットでお湯80ml前後)はLong Blackと通称されます。Espressoは通じるけど、Americanoはスタバを始めとしたシアトル系チェーン以外では通じないかも。

同じくShort MacchiatoLong Macchiatoというのがあります。Short Macchiatoは日本や北米で言う所のMacchiatoとは違い、エスプレッソにほんの少しだけスチームミルクを入れたもの、カップの上まで満たしません。そしてLong Blackに少しだけスチームミルクを入れたのが、Long Macchiatoとなります。(勝手に)アメリカ風に言えばEspresso w/ a dash of steam milkがShort BlackでDouble short americano mistoがLong Blackでしょうか?

日本のPaul Bassettでご存知の方も多いようにCaffe Latteは基本的にグラスでサーブされます。店や地域によって多少の違いはありますが、大体泡の量は1~1.5㎝。ガラスに入ってるので横から泡の量が見えます、この量にうるさい人はかなりいるので作るのがシビアかも。

陶器のカップ(5oz~8oz)に入っていて泡が5mm程の物がFlat White、同じカップで少し泡が多く、(多くの店では)ココアパウダーを振ったものがCappuccinoとなります。デミタスカップ、または80ml程度のグラスにエスプレッソとスチームミルクを上まで入れたのがPiccolo Latte、そう僕等の知ってるMacchiatoにあたりますね。

加えて、一般的にエスプレッソの強さがWeak(半分), Strong(ダブルショット), Double Ristret(そのままだ...)やミルクの種類Full Cream(普通), Skinny(低脂肪), Soy(豆乳)のカスタマイズがオーダー可能です。

僕の普段のこなしてるオーダーの感じだと。

2×CL
SkCL, Cap & Soy CL
Take Away 2×CL & Soy Cap
Long B & CL
Sk Cap, Piccolo & Long Mac
etc...

と飛んでくるオーダーのドリンクの種類とコーヒーの強さ、ミルクの種類、店内or持ち帰りを見て、出来るだけ早く作れるように手際よく組み立てて作って行きます。早い上手い旨いが大事。

ここまではメルボルンどこの店に行っても、大体同じです。



それと...メルボルンでコーヒーに力を入れているカフェでメニューに無くても作ってくれるのが
3/4 Latte(読んで字のごとく3/4まで注いだカフェラテ)やMagic(5oz ACF cupにdouble ristretとスチームミルク)なんかがあります。

また、Specialtyを扱ってるカフェではCoffee of the Dayとしてシングルオリジンや他店のエスプレッソブレンドを出していたり、エスプレッソ以外のコーヒー(Clover, Syphon, Pour Over)でシングルオリジンの提供をしている事も多く、扱っているコーヒーの事を理解し、上手にお客さんにプレゼンして飲んでもらうのも、ここ数年のバリスタに求められる仕事ですね。これは世界共通で目指すべき姿かな。


あえてオーストラリアっぽさを挙げれば、杯数こなしながらもシングルオリジンのような、コーヒーにフォーカスしたプレゼンをしている事。大変だけど、学ぶ事は多いです!

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